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建設業が高卒採用を強化すべき3つ理由

    
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建設業が高卒採用を強化すべき3つ理由

熾烈な人財争奪戦!施工管理技士の人材不足がいま建設業界を中心に激化しており給与水準も顕著に高騰しています。国としても施工管理技士の減少の対策に2017年には2級施工管理技術検定と2級施工管理技術検定試験を「年1回」から「年2回」に変更すなど施策を打っています。また学科試験のみの受験であれば17歳以上なら学歴・実務経験がなくても受験でき、合格者は、受験資格が達した後に実地試験を学科試験免除で連続して2回受験できます。そのため合格するチャンスが広がりました。

1.卒業までに2級施工管理技士の学科試験合格を目指す

建通新聞令和3年1月28日に掲載された新聞では大阪府立今宮高校工科高等学校では、建築系2年生40名が2級施工管理技士の学科試験を受講し、32名が合格し全国の合格率が35.9%だった中、同校の合格率は、80%となりました。今後全国的にも資格取得向けた取り組みは増えると予想されます。この試験は実務経験を積む前の学生が受ける検定としては最難関となるため建設業が注目集めています。

2.イメージ先行の採用活動

ばない理由に悪いイメージが先行していることも要因に挙げられます。

高校の先生か伺った話ですが、ある高校生(女子生徒)が地元の工務店に応募を考えていました。しかし結局その生徒は直前に応募企業を変更したことがあったそうです。

なぜだと思いますか?

応募企業を変更した理由は、「女子生徒の祖父の一言でした」

「そこは保険もないし保証がないからよくない」という一言でした。

平成29年から建設業界の社会保険加入が必須となっています。もちろんその地元の工務店さんも社会保障・福利厚生など制度しっかり整っていました。ひと昔前の悪いイメージがいまだに足を引っ張っています。

・雇用条件へのイメージ
・「3K」のイメージ
・収入が安定しないイメージ
・教育方針のイメージ

これらのイメージを改善しアピールすることが若者へ必要になります。特に学生向けにはしっかり伝えることが重要です。社会保障など企業からすれば当たり前のことですが、学生には当たり前とはいきません。こんな小さなボタンの掛け違いが若者離れにつながります。

3.繊細な学生に向けたアピールを

COURSE事務局が高校生を対象に行ったアンケート(就職を選ぶ際に知りたい情報)では、上位に「仕事内容」「雰囲気」「先輩社員」など職場に関して繊細な考えを持っています。またSDGSの考えも深まっている年代ですので、「やりがい」「社会貢献」などの声も複数ありました。これらは残念ながら求人票の文字だけでは伝わりません。

求人票だけでアピールできない部分を応募前職見学の実施、インターンシップの取組みなどで補う必要があります。既存社員の満足度高めことでリファラル採用につながる施策にもなります。また女性活躍できる環境作りも重要になります。業務内容を切り分けることによって労働時間を短縮させる動きや社内整備を整えながらアピールをしっかりすることで、自社の採用ターゲット広がります。

4.採用ブランディングで差をつける

最近採用ブランディングという言葉をよく聞きます。採用ブランディングとは、自社の強みや魅力を発信することで認知度を上げイメージを向上させ共感、信頼を引き出します。しかし残念ながら「発信=テクニカル」な部分ばかりに進む企業も実に多くあります。SNSが流行っている。今は動画だよね!など本来は重要視しなければいけない、目的やターゲット、コンセプトが抜けている事例を多く目にします。しっかり対策できている企業には高校生も含め若い人材はしっかり集まっています。

5.まとめ

若者離れが多い業界とされる建設業は、実は過去の悪イメージが足を引っ張っていること言えます。もちろん大変な仕事ではあるものの地域には無くてはならないインフラ整備など生活に直面する業界となり、若者が振り向くためには新たな採用ブランディングが重要となります。
今後数十年企業の採用ターゲットになる高校生に自社の名前をアピールしザイアンス効果を狙うことも重要です。大手との違いはこのザイアンス効果になり、よく名前を聞く=いい企業となります。工務店、建設会社こそ地元高校生の採用活動をしっかり活動することで中長期的な対策になります。なぜなら若者集まらない最大の理由は、高校生が自分の住んでいる近隣の会社などほとんど知らずに進学・就職を決めています。非常に勿体ないと思いませんか?

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