従業員を疲弊させる採用活動!
令和3年上半期の入職者のうち新規学卒者は 1,223.7 千人で前年同期と比べると、165.4 千人増加した。内訳は、「大学・大学院卒」は 517.1 千人、「高校卒」は 427.0 千人、「専修学校(専門課程卒」は 177.3 千人、「高専・短大卒」は 58.8 千人となっています。 男女別にみると、男性は 647.1 千人、女性は 576.6 千人となっており、前年同期と比べると男性は106.8 千人、女性は 58.6 千人それぞれ増加しました。
2020年こそ新型コロナウイルスの影響で求人数、求職者数は一時減少しましたが、企業の人手不足は深刻化しつつあります。
1.高卒採用成功している企業の行動事例
なぜ求人票出すだけでは応募が集まらないのか?
高卒採用では管轄するハローワークに求人票を提出し、近隣の高校へ募集活動するのが一般的です。しかし近年、若手人材の採用が困難となり各企業の高校生に対する視線は熱く、まさに高卒採用が戦国時代に突入したと言えます。
しかし実際に高卒採用を活動している企業やこれから活動しようとしている企業によく聞かれる悩みやネガティブな意見が多くあります。
「高校に求人票出せば採用できる」
「教育環境ができていないから新卒は・・」
「高校生は大手にしか行かない」
この様な話を最近よく耳にします。そこでここでは、高卒採用成功している企業の行動事例をご紹介いたします。上記のような思い込みは採用担当者、従業員を疲弊させ新たな離職者を生むことになります。採用ターゲットを絞らず広い採用活動をすることで人材不足を乗り越えなくてはいけません。
1.1採用行動計画を立てる
高卒採用は厳格なスケジュールのもと企業は採用活動を行います。そのためにはしっかりとした行動計画を立てることで採用活動の工数を削減できます。また社内体制をしっかり整えることでいざ求人票を作成する際に現場との認識のズレが生じ思わぬロスが発生し効果的な求人票とならないことがあります。応募前職場見学への申し込みがあった際に当日のコンテンツの確認や対応する社員の役割分担決めることも重要です。特に近年では職場見学に保護者の参加も急増しています。保護者へのアピールす対応も準備する必要があります。
1.2採用活動のエリア選定
行動計画と同時に高校訪問する高校もリストアップが必要です。
「近場の工業高校、商業高校へ2~3校訪問している」
「高校に郵送している」
などが挙げられます。実際に岐阜県で高卒採用成功させている企業のほとんどは、高校ピックアップし高校訪問を確実に行っています。また訪問するエリアも自社から25キロ範囲など広く設定し行っている企業も多くあります。
1.3わかりやすい求人票
高校生はアルバイト経験も少なく初めて社会に出る生徒が大半です。また高校生は求人票一枚で企業を探しています。企業の採用担当者は、出来るだけ簡潔にわかりやすく求人票を作成ることが重要です。
1.かみ砕いてわかりやすく記載
・専門用語や難しい単語は使わない
2.高校生がイメージしやすく記載
・「営業職」→企業にホームページの制作を提案する営業
・「オペレーター」→設定されてある機械を操作します。マニュアルがあり3か月ほどで慣れます
1.4高校生向けの採用ツール
高校訪問の目的は、学校の先生との関係構築になります。その際に貴社の強みやサービス内容などしっかり理解して貰うことが重要です。高卒採用で最も重要な活動になり関係構築を作ることで今後の採用活動に大きなメリットが得られます。
高校訪問に持参するツールが高校生向けのツールになっているかを見直してください。例えば会社案内など自社の顧客向けに作られたツールではないでしょうか?応募前職場見学への誘導につながっているか?など事前に確認しておきましょう。会社案内は先生向けに持参しが学生向けには採用パンフレットを持参しましょう。
写真や動画を自分たちで投稿し「いいね!」など普段から行っている世代です。興味関心を得るためにもツールをしっかり作成することが重要です。
2.まとめ
高卒採用を成功させている企業は、学校訪問をしっかり行い学校との関係性を作り上げています。1~2年で出来ることではありませんが、しっかり活動することで高卒採用の恩恵を受けることが出来ます。また若者が活躍する企業としてブランディング化も可能になります。
今後の採用計画に高卒採用の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
Point!
岐阜県の高卒採用をサポートする「COURSE岐阜プロジェクト」では、岐阜県内高校生と企業をつなぐお手伝いをさせて頂いています。岐阜県の新規高卒者の求人数は、令和3年度9,249件、求職数は3,521人と求人数は令和2年度の8,750件の5.7%増加。求職者数は令和2年の3,521人と▲10.35%と発表され高校新卒採用の有効求人2.63%とされています。求人数は新型コロナウイルス前に戻ってきており今後、岐阜県でも採用課題の深刻化は増加するとされています。先ずは岐阜県の高校生にしっかり地元企業を認知→興味→関心してもらうことが重要な施策と言えます。COURSE(コース)岐阜では企業の学生向け採用ブランディング作りをサポートしています!
高卒採用大攻略!

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